阿蘇地方は元々、火山灰土壌の為作物が育ちにくい土地でしたが、各農家で牛馬糞や干し草で堆肥を作り阿蘇高菜に適した土壌を作ってきました。阿蘇高菜にはこの「堆肥」が必要不可欠です。農家の畑はそれぞれに“個性”があります。その個性に応じた堆肥を作り阿蘇高菜に適した畑作りを行います。化学肥料の場合は効き目が強すぎて逆に高菜自体の成長を妨げてしまいますので使用する事ができません。
良質な原料はまず土づくりから。
阿蘇では農作物などの栽培に地下水を利用します。
この地下水は阿蘇山上に降った雨が長い年月をかけ地下に染み込み、地下水となりました。幾重にも重なった地層が天然のフィルターの役目をして、地下を流れています。弊社敷地内および周辺にはいくつもの湧水ポイントがあり、現在、阿蘇山とその周辺では大小あわせて1,500ヶ所以上の湧水ポイントが存在すると言われています。
弊社では工場敷地内から湧き出る、天然湧水だけを使用して漬け込んでいます。この天然水は水の都熊本と呼ばれる中で、『熊本の水百選』にも選ばれました。
天日塩は自然エネルギーを使って濃縮している点で自然塩です。天日塩は太陽と風の力で蒸発させて塩の結晶を取ります。自然のミネラルが豊富で天然湧水と組み合わせる事で阿蘇高菜の持ち味を引き出す「塩水」を作り上げます。
浅漬タイプの製品づくりは鮮度が命です。弊社の阿蘇高菜原料は、農家さんが持ってきた高菜を収穫したその日の内に良く冷やした塩水に漬け込みます。丸1日漬けた後は、再度、塩分調整した塩水に漬け込みます。手間はかかりますが、そうする事で鮮度と食感が長く維持できます。
弊社の製品は素材を活かす為に、極力添加物の使用は最小限に抑えています。もちろん防腐剤等の保存料は一切使用していません。「余計な物は使用せず素材の持ち味を活かす」が社長のこだわり。
独自の配合で「あきのこない味」を基本としています。